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かまのふた饅頭

かまのふた饅頭
販売時期 : 8月上旬
賞味期限 : 約●日間(季節や気温などにより変化します)
販売価格 : ●●円/1個
かまのふた饅頭のはなし
釜のふたとは地獄の蓋?諸説ありますが、なぜ「かまのふた饅頭」なのでしょうか。
大田原市を含む、栃木県北部では、8月1日に炭酸まんじゅうを食べる習慣があります。8月といえば「お盆」。13日後にお盆を控えたこの日、那須・大田原を含む周辺の地域では、沢山の炭酸まんじゅうが店頭に並びます。
栃木県北部で生まれ育ったものからすると、当たり前のような習慣ですが、同じ栃木県でも少し南へ下ると知らない人が殆どだそうです。
なぜ8月1日なのか。
ではなぜ「かまのふた」なのか。
大田原地域での「いわれ」に当店での捉え方を交えてご紹介します。
なぜ8月1日なのか
もともとこの地域では、8月1日を「釜蓋朔日(かまぶたついたち)」と呼び、「地獄の釜の蓋が開く日」と言われています。
この日は、ご先祖である精霊(しょうろう)がそれぞれの家へ出発する日。お盆までの間、13日かけて旅をします。
こまかないわれは、地域や家ごとに異なるのですが、「ご先祖様のための饅頭は13個、お盆までしのいでもらうために供える」または「帰り道が分かるように、お墓から家までの道のりに供える」と伝わっているところもあるそうです。
かまのふたの「釜」
この「釜」ですが、地獄と聞くと、ご先祖様はみんな地獄に行かれたのかとびっくりする方もいますが、いわゆる「地獄」ではなく、「あの世」という意味合いが強いように思えます。当店では「あの世この世をつなぐもの」として釜が使われている、という風に捉えております。
また、饅頭に笹を敷きお供えしていた習慣から、底面に笹の葉を貼って販売しているところが多いのですが、当店ではこの地域の農家の方々の古くの慣習から、ミョウガの葉を貼って販売しています。
夏真っ盛りの釜蓋朔日、ご先祖様を思う一日に「かまのふた饅頭」をお作りいたします。